2019年11月04日
第4話 ケース#2 白い蛇の怒り
(内容と画像は関係ありません)
ある日、一人のご婦人がご来店され、しきりに水晶のクラスターを物色されておりました。
私 「水晶のクラスターをお探しですか?」
お客様 「はい、できればパワーの強いものを。。。」
私 「どうされたのですか? 何か気になることでもお有りですか?」
お客様 「あぁ。これが良さそう。。。これを下さい」
それは、8万円くらいの大きなクラスター。。。
経営者としては嬉しいお客様♫
私 「はい、ありがとうございます。」
そう言って、梱包作業をしている間も、お客様はなにやら物色中。。。
私 「何かお困りなのですか?」
お客様 「そうなの。。。十年少し前に今の家に引っ越してきたんですが、悪いことばかり続いてしまって。。。それで、厄を払いたくてねー」
私 「そうなのですか。。。良くなるといいですね。。。」
と、伝えた瞬間、 白い蛇が赤い目を矢のように尖らせて牙をむき私を威嚇してくるイメージ。。。。
これはなんだろう。。。と、 探ることにしました。
すると。。。。
私 「お客様。。。大変失礼ですが、お引越しされてから、敷地内に新しく何かをお建てになりましたか?」
お客様 「・・・・・・・。 はい。」
とても、言いにくそうにお返事されました。
私 「お客様の自宅の門からその建物の方角一直線の延長上。。。畑を超えて 森になっているところに、村の古い拝所がありませんか?
恐らく、いまは誰も参拝されない場所のようです。。。」
お客様 「・・・・・・。はい。あります」
私 「白い蛇が、新しく立てた建物の角に尻尾を踏まれ身動きがとれず、どうかその建物をどかしてくれと頼んでいます。。。
そもそも、それは例えですね。。。ちょっと待ってくださいね。。。 あ。。。 その拝所から神様が通られる道筋なのですね。。。そこに建物が経ってしまったので、困っているようです。。。それをどかして欲しくて、ご家族に合図を送っていたようです。」
お客様 「・・・・。はい。知っています。。。 実は、どうもおかしいと思って、10年ほど前にユタに見てもらったんですが。。。同じ事を言われました。。。。 でも、建ててしまった物は壊せないし。。。ずっと放っておいたんです。。。で、収まらないので 水晶で避けようかと。。。」
私 「知っていて放っておいたのですか。。。そうですよね、建物を壊すわけにもいきませんよね。。。でもそれでは良くなるはずもありません。。 今回は水晶を置いてはいけないと思いますよ。。まずは解決しなければ。。。建物を壊さなくても、迂回路を作り、そこへ案内するという方法があります。 まずは、知っていたのに放っておいた事のお詫びと、迂回の案内の二つのウガミが必要かもしれませんね。。 残念ですが、私はこの水晶をお客様にお売りすことはできません。。。知っていてお客様にこの水晶を売ると、私にも咎めが来ることでしょう。。。」
と、言うことで、経営者としては残念な事ですが、8万円の水晶は売りませんでした。。。
お客様には、拝所の神様へのお詫びと、ウガミをちゃんと立てられるウガミサー(拝みをする方)に出会えるように願う方法とをお話して、そして、ウガミが終わって、それから水晶を置きたいと思われたときにまたいらっしゃるようにご案内して帰っていただきました。
心から、頑張って欲しいと思いました。。
私はやはり経営者に向いていないな~。。。
Posted by chay at 13:18│Comments(0)
│お店での出来事