友人と。。。

chay

2020年12月13日 14:41

私には、古い親友(悪友?)がいる。
同じ名護に住みながら、年に2、3回会うかどうか何ですが、大事な友人です。

彼女との出会いは、転校したての中学一年。
入学して数日。友達もまだいない。
そんな時に、生涯で初めて知らない相手を教室で全力で張り倒した相手が彼女だ。
凄いアウェイな場所でやらかした(笑)
彼女の友達からもその他のクラスメイトからも刃物のような視線。そりゃそうだよねー。

何故か、それから彼女とは親友になった。
人生、何が起こるかわからないもんだ。

中学の3年間、周りが心配するくらい大喧嘩も何度もした。
絶交してるのに、朝になると家の前に待ってて、私が出てくると「フンッ( ̄^ ̄)」って感じで先に歩きだす。それが何日も続く。

そうかと思えば、「久美子が倒れた!」と聞いて保健室に飛んでいってたら、彼女に上履きの片方が無いことを笑われた。廊下走ってる間に、どこかで脱げてしまったようで、彼女に言われるまで気付かなかった。それだけ私はパニクった訳だが、二人で大笑いしたのも良い思い出だ。

違う高校に行って、ある理由から私から絶縁。
彼女は凄く怒って理由を聞いて来たけど、話さなかった。
全ては、彼女のため。
この事については、触れたくない。

そして、それから何年もたって、最初の子供が産まれたときに、一番最初に彼女に電話した。
あんな冷たい最後だったけど、やはり気持ちの一番近くにいたんだと思う。
私からの突然の電話に呆然としていた彼女。
更に子供が産まれたと言う知らせ。
当時、彼女は奈良で仕事をしていたのに、翌日には私の病室にいた。
お互い、言葉は少なく、ただ泣いた。
そして、昔の私の意味不明な行動をめいいっぱい怒られた。

それからは、年に数回会う程度だが、距離とか時間とかはあまりの関係無いようだ。

女の友情なんて。。。と、人は言うけど、そうでもないと私は思う。

今年に入って、何だか顔が見たくなってメッセージを送った。1日返事が来ない。。
嫌な予感がした。。。何故か病院のイメージ。
「こいつ、何かあったな?」と思いながらも、「イヤ、気のせい」と思っていたら、「すまん、今見た。また今度ね」と短い返信が来た。
私の「嫌な予感」の色は更に濃くなった。

返信から数日経っても、嫌な感じはおさまらない。
すると看護師をしている息子から、彼女が転院してきた事を知らされた。

脳梗塞で、左半身の麻痺。
直ぐに飛んでいきたかったけど、コロナで見舞いが制限されていた。

あの時の「感」とういか「虫の知らせ」は本当だった。
出先で倒れ、緊急オペ。
それから名護に転院してきたわけだ。
たまたま、息子が担当になり、彼女とのパイプ役になってくれた。
あの時、奈良から駆けつけてきた時に産まれた子が、今度は彼女の世話をしてくれた。
何だか不思議な感覚だ。

やっと電話が出きるようになり、元気で明るい声でリハビリの話をしてくれた。
順調に回復し、先月退院。
その足で、私に会いに来てくれた。

まだまだリハビリが必要なので、二人で陶芸をやることにした。
倒れる前から、彼女に薦めていたものだ。

偶然、少し前に陶芸の体験に行ってきたばかり。
なので、スムーズに彼女を陶芸にエスコートできた。
彼女の旦那様と、私の妹まで一緒になって土を捏ねてきました



身体の不自由な私たちを受け入れてくれたのは、本部町にある「ばん陶房 大宙窯」。
陶主の三浦さんは、身体の不自由な方々に陶芸を教えた経験豊富な方。
右手でお皿とカップを作った彼女。
先生は動きの悪い左手に粘土玉を握らせて指導してくださいました

本当に感謝です。
焼き上がって来るのが楽しみだね。



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