2023年12月01日
オン・マニ・ペメ・フム
先日から、ふと曼荼羅を書き始めた。
色で遊びたくなったり、するとこういう事をする傾向にあるのですが。。。
というか、
「ねえ、色で遊びたくない? ほ~ら♪、色とりどり。。。楽しいと思わない?
ね? さ~あ、描いてみようか~♪ はいは~い、準備してごら~ん♪」
と言う風な感じで ほぼ 踊らされていると言うか、 乗せられて描かされているというか(笑)
でも、楽しいので つい始めてしまうのですが、始めると もう全神経集中してしまうので、身体が持たない。
最近は、年のせいか切実に感じてしまう(笑)
最初は、こんな感じで色とりどりの曼荼羅を描いていたのに、手が慣れてきたところで全く違う図案に誘導されてしまいましたね。
真っ黒なベースに、金色で何やら描いていくようで、最初に浮かんだのは中央に金色の蓮の花。
「え? 曼荼羅かくんじゃないの? 蓮なの?」
なんて思いながら、丸いキャンパスと金色の絵具を準備したんだけど。。。。。
その次にその蓮の周りに幾何学的な模様が蓮を囲むように描かれていて。。。
「五芒星? 六芒星? あ。。。六芒星かな?」
みたいな感じでキャンパスに下書きをしていく。。。
ある程度下書きが終えたところで、今度は 「6文字? それとも6だけ?」「祈り」「呪文?」「サンスクリット」というキーワード。。。
「なんだこれは?」
と、いう事で ネットで検索。。。。
すると「オンマニペメフム」という言葉にたどり着いた。
「6文字じゃないし。。。」と思ったら、サンスクリット語にすると 6文字なのである。
そして、意味は 『蓮華の宝珠よ幸いあれ』 と言う意味らしいです。
更に調べると。。。
■■ Wikipedia(ウィキペディア) から「オンマニペメフム」とは■■
■六字大明呪(ろくじだいみょうじゅ)[1]とは、仏教の陀羅尼(呪文)の1つ。サンスクリットの6つの音節からなる観世音菩薩の陀羅尼であり[2]、チベット語で六文字となることから六字真言(ろくじしんごん)ともいう[3]。特に、チベット仏教圏のチベットやモンゴルの仏教徒が頻繁に唱える陀羅尼である[1]。ほかに六字と名のつく真言陀羅尼には、文殊菩薩の六字陀羅尼、『請観音経』を典拠とする六字章句陀羅尼がある[注釈 1]。
■陀羅尼
この短呪はオーン・マニパドメー・フーン[注釈 3](梵: ॐ मणिपद्मे हूँ, oṃ maṇipadme hūṃ)の梵字六文字[注釈 4]から構成される。
チベット仏教ではオンマニペメフン[注釈 5](チベット文字:ཨོཾ་མ་ཎི་པདྨེ་ཧཱུྃ[注釈 6]、漢訳: 唵嘛呢叭咪吽)という。
■■■■■以上Wikipediaより■■■
なるほど、「6文字」ではなく「六字」なのね。。そして、「呪文」ね。
この呪文「オンマニペメフム」はチベット仏教などでは常に唱えられているマントラらしいですね。。。
そして、サンスクリット語。。。
はい。この文字の形。間違いないですね。
最初、西洋の古代文字なのかと思いましたが、サンスクリット語だったんですね。
一つ一つ、確認しながらキャンパスに下書きをしていく。。。
中心に「蓮」 それを囲むように「六芒星」、そして更にそれを囲む「円」
そして、各所に「オンマニペメフム」のサンスクリット文字。
時々暴走して間違った図案を入れたりすると、筆が止まる。。。
と言うか、欠けなくなって、作業が止まる。。。
というか、止められている気がする(笑)
その時を見計らって、胃袋に食事と水分を入れる(笑)
そして、正しい図案が見えてくると、再び作業再開。。。
と言う感じで描き進める。。。
文字を入れる場所も全て指定してくる。。。
とても大事なのかもしれませんね。。。
私には分からないですけど。。
呪文は、ずっと繰り返すように唱えるから円の中に書き込むんだそうです。
「循環」「繰り返し」「回るように、巡るように?」
みたいな感じです。
そして、ハスの花の下にかいた螺旋のようなモチーフにも意味があるようなのですが、まだ意味が分かりません。
恐らく、描き終えたら意味が分かるかもしれません。
さて、オムマニペメフムは、細かく分けるとオム・マ・ニ・ペ・メ・フムという六つの真言(シックス・シラブル・マントラ)で構成されていますが、それについてダライラマ14世のご説明では(wikipediaより)
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「「オムマニペメフム」これら六つの真言は、私たちの不浄な身体・言葉・思考を、完全に統一された秩序と知恵の教えの道に導くことにより、仏陀になれる」の意と説明しています。オムが私たちの不浄な身体・言葉・思考。マニが宝石を意味し、秩序、慈悲、他者への思いやりなど悟りを開くための要素。ペメが蓮を意味し、矛盾から救い出す知恵の本質を示す。フムが、分離できないものを意味する。
■■■
という事のようです。
懐かしい。。。
ダライラマ14世。
まさか、ここで法王のお名前が出てくるとは思いませんでした。
ご縁があって、直にお会いできる機会がありまして、2、3言葉を交わし握手もさせて頂きました。
本当は一緒に写真を撮りたかったですが、恐れ多くてそんなことできないし(^-^;)
ま、そんなことはさておき、そんな経緯で曼荼羅というのか、マントラと言うのか(笑)
そんなものが完成先ほど完成しました。
この後、今度はもう一枚描く予定です